iDeCoの商品選びにNISAの基準を適用して賢く活用
このつみたてNISAの商品厳選メリットをiDeCoにも活かしてみてはいかがでしょうか? iDeCoの対象商品は2023年1月末現在で666本、こちらは、つみたてNISAのような具体的な基準はなく、法令上、それぞれの運営管理機関が専門的知見をもって老後資産形成に適した商品を選定することになっています。本来は、iDeCoも長期の資産形成という点では同じですから、専門的知見を正しく発揮すれば、つみたてNISA とほぼ同じ商品になるはずですが、3倍の商品数が物語るように、そうでもありません。
つみたてNISAの基準を満たさない、高い信託報酬の商品が未だ提示されている金融機関が地銀を中心にそれなりにあります。なかには、口座管理料を最安としてiDeCoに比較的熱心な運営管理機関の商品ラインナップに紛れ込んでいるケースもあります。今後、商品除外によってこのような商品はラインナップから外されていくものと思いますが、現時点では、利用者側で自己防衛するしかありません。
iDeCoナビの「運用管理費用(信託報酬)で比較」(毎月データ更新)を使っていただければ、つみたてNISAの信託報酬基準に達しているか、は手軽に確認していただくことができます。インデックス商品で最も低コストな商品と、それが買える運営管理機関を確認するなら「iDeCoナビ 信託報酬ランキング」をご活用いただき、有利に老後資産形成をして頂けたら幸いです。