岩下さんの言葉は大変説得力のあるもので、私たちは帰宅後、iDeCoの取り扱い金融機関や銘柄の比較サイト「iDeCoナビ」でiDeCoについて調べて資料を請求し、翌週には口座開設の手続きをして世界の株式市場に投資する投資信託の積み立てを始めました。さらに、私が公正証書遺言を作成したいと話したら妻が「私も」と言い出したため、2人して岩下さんのお世話になり、地元の公証役場に行って手続きを済ませました。
遺言書の準備などで岩下さんと何度か話をする機会がありました。岩下さんによると、私たちのような子供のいない夫婦の一方が亡くなった際は、残された配偶者と兄弟姉妹の“争続”になるケースが多いのだそうです。相続人が配偶者と兄弟姉妹だとすると、兄弟姉妹は法定相続分として遺産の4分の1を受け取る権利があるからです。
「だからこそ、生前から遺言書などで自分の意思を明確にしておくことが大切なんです」という岩下さんの言葉を聞き、改めて今回、岩下さんのお世話になって本当に良かったと思いました。岩下さんには今後も人生の節目節目でアドバイスをいただきながら、長いお付き合いをさせていただけたらと思います。
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※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。