「老後2000万円問題」の不安も解消、将来の目標も

3カ月が過ぎて家計管理にもだいぶ慣れ、少しは貯蓄もできるようになりましたが、数年前、「公的年金だけでは老後資金が2000万円足りない」と大騒ぎしていたことを考えると、「60歳までに2000万円ためるなんて絶対無理!」と思います。

先日久しぶりに藤代さんにお会いした時にその話をしたら、こんな言葉が返ってきました。

「宮田さん、日本は世界有数の社会保障大国ですよ。健康に気を付けながら細く長く働いて、いざという時は公助や共助の制度をうまく使えばいいんです。それよりも、日々の暮らしの中で自分なりに幸せだなと思うことを増やしていくことの方が大切だと思いませんか?」

その言葉で、ふっと肩の力が抜けた気がしました。新しい仕事が総務や人事関係ということもあり、最近、私も社会保険労務士の資格を取りたいと考えるようになりました。今の職場で経験を積み、いずれは独立して藤代さんのように社会の中で困っている人に寄り添いながら、それこそ、細く長く働いていけたらいいなと思うからです。

今となっては、藤代さんは良きアドバイザーというだけでなく、私の人生のロールモデルでもあります。これからもできる限り長くサポートをお願いできたらと思います。

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※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。