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日本にREIT(不動産投資信託)が登場したのは2001年9月です。株式や債券の代替資産として人気を集めますが、2008年10月9日に「ニューシティ・レジデンス投資法人」がREITとして初めて経営破綻すると、REIT市場は低迷期へ突入します。

今日はREIT初の破綻事例、ニューシティ・レジデンス投資法人について振り返ってみましょう。

REITの破綻は国内初! 市場全体も急落

ニューシティ・レジデンス投資法人の破綻はリーマンショック下で起こります。アメリカの大手金融機関「リーマン・ブラザーズ」が2008年9月15日に破綻したことをきっかけに起こった世界的な金融不安で、世界の株式市場が急落しました。

リーマンショックはREIT市場にも影響を与えます。REIT全体の値動きを表す「東証REIT指数」は大きく下落し、ニューシティ・レジデンス投資法人が破綻した翌日はおよそ12%も下落しました。10月28日の終値704.46ポイントは、東証REIT指数算出以来の最安値を記録します。

【2008年10月における東証REIT指数】

Investing.comより著者作成

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結局、2008年の下落率は日経平均株価より東証REIT指数の方が大きくなりました。前者は年始からおよそ4割下落しましたが、後者は半値以下になっています。REIT市場は株式市場より規模が小さいため、ショックが相対的に大きくなったのかもしれません。

【2008年における東証REIT指数と日経平均株価(1月4日を100とした場合)】

Investing.comより著者作成

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