今年、井出子商事に入社した新入社員の新 米子(しん・まいこ)。人事総務部に配属され、確定拠出年金(DC)の担当を任されることに。早速、先輩社員の部手蘭丸(べて・らんまる)から、iDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)についての理解を深めるよう指示を受けるが、当の蘭丸は早々に具合が悪いと言い残して医務室へと消えてしまう。途方に暮れる米子の前に登場したのが二人の上司である人事総務部長の井出小太郎(いで・こたろう)。早速、米子は井出による新(真・シン)iDeCoゼミナールを受けることに。
「年金制度の仕組み」を分かりやすく理解するには?
米子 iDeCoとはどんな制度なのですか? 何となく「年金」だと聞いたような覚えがあるのですが…。国民年金、厚生年金以外にも年金ってあるのでしょうか?
井出 iDeCoの仕組みを説明する際に、よくこのような図が使われます。
年金制度の仕組み
米子 難しそう…。iDeCoはどこにあるのでしょう。2階部分? 3階部分?
井出 図の真ん中、下の方にある〔会社員〕のケースで説明しますね。会社員は、年金制度上、厳密には第2号被保険者に含まれますが、その年金制度の仕組みの見方を変えてみたら分かりやすいのではないかというのが私、井出流の考え方です。図のように、年金制度の仕組みは3階建てとよくいわれます。国民年金(1階)、厚生年金保険(2階)、私的年金(3階)。ところが会社員のところを見ると3階建てのさらに上、つまり4階にiDeCoが乗っているようにも見えます。
米子 すみません。もう分からないです…。
井出 ですよね。そこでこの「シン・iDeCoゼミ」では、私が思う真のiDeCoの意味、役割をどうすれば理解してもらいやすいだろうかと考えに考えて…。編み出したのが次の図です。
