前回のコラムでは、NISAの認知と実際の利用状況、そして年代別の利用意向について整理しました。今回は、その続編として「利用意向の時系列変化」「金融教育やライフプランが与える影響」など、NISAを利用するかどうかを分ける要因に焦点を当ててご紹介します。
●前回記事:【新NISAのリアル】認知度6割弱でも利用者は約2割? 1万人に聞いて分かった「最も利用に後ろ向きな年代」は…
30-60代はNISA利用前向き層が増加 60代は「NISA意向なし層」が高止まり
この利用割合と利用意向は、新しいNISAが始まって以降、どのように変化してきたでしょうか。
2024年1月から2026年1月の調査結果を時系列で比較すると、利用前向き層は着実に伸びていることが分かります(30.8%⇒34.1%⇒35.8%)。意向がない層は、2024年から2025年にかけて増加したものの、今回は減少に転じている(29.0%⇒36.7%⇒33.4%)ことが分かります【図表1】。
【図表1】NISAの利用者と未利用者における利用意向の時系列比較(2024年-2026年)
このデータを年代別に分析すると、おおむねどの年代でもNISA前向き層の増加が見て取れます【図表2】。一方で、18-29歳は利用前向き層が若干減少、60代は利用意向なし層が高止まりしている状況です。
【図表2】年代別:NISAの利用者と未利用者における利用意向の時系列比較(2024年-2026年)
NISAの利用率をエリア別で分析すると、NISA利用率は首都圏がトップ、NISA利用意向者まで含めると近畿圏がトップとなりました【図表3】。年代別では、40代において中京圏が利用者・利用意向者の割合いずれもトップとなりました。
【図表3】居住エリア別 NISA利用者・利用意向者の割合



