iDeCoの仕組みを分かりやすく「シン・iDeCoゼミ」流“発想の転換”

井出 シン・iDeCoゼミ流にいえば、会社員の年金制度は2階建てです。

シン・iDeCoゼミ流:年金制度の仕組み

出所:Finasee編集部作成

井出 iDeCoは図のように真ん中(①‘)にあり、「公的年金(①)の上乗せ」と捉えると分かりやすく、使いやすく、考えやすい。そもそもiDeCoは加入しても、しなくてもいい、つまり任意加入の制度です。

会社員であれば、自分が勤める会社に②の企業年金、つまり確定給付企業年金(DB)や企業型確定拠出年金(DC)があるかどうかにかかわらず、もともと国民年金の被保険者ですから、基本的にはiDeCoに入ることができます。iDeCoは60歳まで受け取れない制度であり、かつ年金という名前が付いているため、公的年金のプラスアルファの“準”公的年金というような位置付け、つまり国の年金にプラスアルファするイメージで考えると分かりやすいのではないでしょうか。

2階部分は企業年金ですが、これは入った会社にあるかないかですから、自分ではどうしようもない。DBだけの会社、DCだけの会社、両方ある会社、中には全くない会社もあります。基本的に企業年金は、会社が掛金をかけて積み立てる制度です。厳密にはいろいろな種類がありますが、その話はあとで詳しく。

米子 先ほどのお話にあった、そもそもの「iDeCoの本当の意味での良さ」というのは何ですか?

井出 図にもあるとおり、「iDeCoの良さは、税制優遇措置が多く、働く人すべての選択肢となる制度であること」。ひと言で言うと、これが答えです。

米子 …?

井出 それだけじゃよく分からない、という顔をしていますね。おっと、そろそろ昼休みの時間だ。ランチにでも行きましょうか。

●iDeCoの真の良さとは…中編「今さら聞けないそもそも論…iDeCoについて最低限、知っておきたいこと①【加入と受け取りの改正点】」で詳細を解説している。