※注:上記は徳永氏によるまとめ

最後に一言
米国株=「世界成長のエンジン」
日本株=「土台となる資産(為替リスクなし)」

資産形成を考えるうえで、2つのファンドを選ぶ意味の本質は、“どちらを持つか”ではなく、“どの比率で持つか”です。米国企業も日本企業も大型企業は、グローバル市場を見据えたビジネスを展開しています。その点では「S&P500」も「日経平均」も勝ち残り組が構成銘柄の上位を占める構造であり、その成長力に明確な優劣はつけられません。そして、近年の日本企業は、米国企業と比較して劣っていた「株主重視・株主還元の姿勢」、そして、「株価を意識した経営」という点で米国化が急速に進んでいます。「株主からみた価値」という点での劣勢を挽回しつつあるといえるでしょう。

1989年のバブル崩壊後、「失われた30年」に苦しんだ日本企業も、日本経済が当たり前のインフレ経済に復帰した今、「当たり前の企業」になりました。当たり前の企業の株価は、これまでの米国企業がそうであったように、企業業績が最高益を更新すれば、株価も最高値を更新します。現在のところ「日経平均」は史上最高値近辺にありますが、構成銘柄のEPS(1株当たり利益)が過去最高を更新する見通しにある限り、史上最高値を更新し続けるメカニズムが働きます。

資産形成を考えるのであれば、日米の株式に投資をしないという選択肢はありません。日米のどちらに力点を置くかということを考えます。そのポイントは「為替」の方向感にあります。1ドル=161円台の現在の為替水準から、「円高に進む」(その場合は、「日経平均」が優位)、あるいは、「円安に進む」(「S&P500」が優位)、どのように考えるかです。あなたの考えは、いかがですか?