リサイクル制服をめぐるママ友の本音に絶句
果穂はこの4月から公立中に入学しますが、おかげで中学校の制服も想定外の出費を強いられることになりました。
最近は卒業生から不要になった制服を買い取り、新入生に安く売ってくれるNPO(特定非営利活動)法人やリサイクルショップがあります。こうした“制服バンク”を運営する自治体も増えていると聞きました。
女の子は手入れをしながら丁寧に着る子が多く、お古の制服でもきれいなものだと言います。果穂が入る中学校の制服をひと通り揃えると5万円はかかってしまうので、制服はこのリサイクルシステムを利用したいと考えていました。
しかし、小学校のママ友仲間でリサイクル制服の話が出た時、あるお母さんが「知らない子が着た制服を自分の子どもに着せるなんて信じられない」と言い出しました。すぐに別のお母さんが「いくらクリーニングにかけると言っても、3年間毎日着ていたわけだしね」と同調し、別のお母さんに至っては「あれは制服を買うのが大変な福祉家庭のための慈善事業でしょ」と言い放ったのです。
私はむしろ、リサイクル制服は合理的な実用性の高い制度だと考えていました。
確かに費用面でのメリットが大きいのですが、それだけではありません。まだ着られる制服を次の人に引き継げばゴミが増えるのを防げますし、「思い出の詰まった制服を捨てられない」という人には解決の選択肢を用意することにもなります。
中学生は育ち盛りですから、制服があっという間にサイズアウトしてしまうこともあるでしょう。そういう時もサイズの豊富なリサイクル制服があれば便利です。
とはいえ、リサイクル制服を頭ごなしに否定するママ友たちに面と向かって反論する勇気はありませんでした。
