いざ引っ越してみると…都内と神奈川の価値観の違いに直面
多摩川の両岸の世田谷区と川崎市では、年収600万~700万円の子どもが2人いる世帯だと行政支援の差は600万円近くに上ると言われます。
12歳の娘の果穂は親に似ず成績優秀で、通知表の成績はほとんどが「よくできる」です。我が家は私がパートで世帯年収700万円に届くか届かないかというところなので、授業料はタダでも入学金や課外活動などにお金のかかる私立は難しいにしても、都内なら果穂が希望する塾や習い事くらいは通わせてあげられると思っていました。
ところが、いざ引っ越してみると、同じ公立小学校でも神奈川県の郊外と都内の人気スポットでは様子が違うことが分かってきました。
神奈川時代は我が家と同じ中流階級の同級生が多く、ママ友とも気兼ねなく付き合えました。一方、都内では公立にもかかわらず明らかにアッパークラスの家庭が多数派で、それなりにお金がかかります。
果穂は運よく引っ越してすぐに仲良しのお友達ができたのですが、誕生日会に呼ばれた際に持参するプレゼントの予算が3000~5000円と聞いて目を丸くしました。以前はせいぜい1000円程度の品物をやり取りしていたからです。
さらに1年前の卒業式で驚いたのが、色鮮やかな袴姿で着飾った女の子が多かったことです。6年生を送る在校生として出席した娘の果穂は「果穂も卒業式にはああいうのが着たい」と羨望の眼差しでしたが、中学校の制服で参加すればいいんじゃないのくらいに軽く考えていた私にとってはショックでした。
家に帰ってネットで調べてみたら、レンタルだとしても袴や着物、和装小物一式で5万~6万円、別に着付けやヘアセットで1万~2万円かかります。我が家の経済感覚では、たった1日の卒業式のためだけにそんな大きな出費をするなんて考えられません。やはり、このエリアは富裕層が多いのだなと痛感した次第です。
