投資の考え方
そんな中で私たちができることと言えば、客観的な分析を行いながら、最後は自分がよいと思える企業を「応援」することです。テスラのスピード感が好きならテスラを応援するとよいでしょうし、一方でトヨタの流行に流されない姿勢にも好感が持てます。最終的には自分が「推せる」企業を見つけ、そこに投資するなり、商品を買うなり、場合によっては就職するなりすればよいのです。
ここで投資したり、商品を買ったり、就職するということは、スポーツで特定のチームを応援するのに似ています。確かに、最終的に競争を行うのは企業の経営陣や従業員ですが、それを側面から支えようとする活動は、まさにファン活動、「推し活」に他なりません。
サッカーでは、「ファンは12人目の選手」と言われるほど、試合の流れを決定づける強い力を持ちます。すなわち、企業を分析して好きな企業かを応援することは、休日にサッカーチームを応援しに行くことと同じようなものなのです(少なくとも、私はそのくらい企業を分析することが「趣味」となっています)。
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著者名 栫井駿介
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