企業動向の先行きは業種・業態により差が生じるか
企業動向については自社や取引先、顧客の状況から「景気は変わらない」の声が最も多く、「やや良好」が続いた。
輸送業商品管理「毎年6月から8月は家具の売上が落ち、その代わりに酒の売上が伸びるが、今年はあまり変わらない」(□不変)
衣服卸経営者「大阪・関西万博関連やホテルといった好調な分野があるほか、プロスポーツやコンサートグッズといったイベント需要も堅調な一方、量販店での個人消費は低調な状態が続き、消費は明らかに分野ごとの格差がみられる。全体的に値上げの影響が大きく、市場全体は伸びていない印象があり、ゼロサムゲームの状況」(□不変)
出版・印刷・同関連産業企画営業「大阪・関西万博の終了までは特需が続くと予想」(〇良)
雇用動向は「変わらない」が最も多数を占めた。
職業安定所職員「求人企業の動向などから変化はないと予想される。ただし、製造業では米国の関税引上げなどの影響を不安視する声が出始めており、状況を注視する必要がある」(□不変)
調査概要 調査名:景気ウォッチャー調査(令和7年5月調査) 調査公表:2025年6月9日 調査主体:内閣府 調査対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄2050人 実施期間:毎月25日~月末