前期まで4期連続の増配、今期は同額を計画
マクニカホールディングスは株価が反発しています。2023年は、5月に当時(23年3月期)の営業利益が前期比67.9%増となったことを公表し、買いが集まりました。1200円台だった株価は、24年2月に2963.7円まで上昇します。
以降は値を下げました。24年8月の日本株急落では1480.7円の安値を付けます。25年4月のトランプ関税ショックでも急落しますが、その後は上昇に転じます。投資ファンドの米ダルトンが大量保有報告書を提出したこともあり、足元は2340円まで反発しました(25年11月10日終値)。2300円台の回復は24年7月以来1年4カ月ぶりです。
【マクニカホールディングスの株価チャート(過去5年間)】
・株価:2340円(25年11月10日終値)
株価は反発していますが、配当利回りは2.99%と比較的高い水準を維持しています。マクニカホールディングスは25年3月期まで4期連続の増配を実施しており、今期(26年3月期)は前期と同額の1株あたり70円を予定します。
【マクニカホールディングスの予想配当利回り(26年3月期)】
・予想配当金:70円
・予想配当利回り:2.99%
出所:マクニカホールディングス 決算短信
マクニカホールディングスは、中核のマクニカが24年に初めてテレビCMを開始しました。25年も第2弾のCMを放映しており、認知度が向上していると考えられます。
マクニカホールディングスはどのような企業なのでしょうか。概要と、同社が取り組む新事業を解説します。
