前月差プラス6.8で全国一、観光業が引っ張る

2025年6月9日に内閣府より公表された沖縄の2025年5月の景気の現状判断DIは58.3と、前月差はプラス6.8。なお、全国平均の44.4と比較すると、13.9高かった。

2025年5月景気の現状判断DI 

沖縄58.3(前月差プラス6.8)
全国44.4(同プラス1.8)

家計と企業、そして雇用に関する景気の現状について沖縄の景気ウォッチャーたちの代表的なコメントを見ていこう。

観光型ホテル「販売価格の上昇傾向が続いており、値上げを行っているが消費者は離れていない」(家計動向関連…判断:○やや良。コメントより抜粋、以下略)

食料品製造業「観光客の増加により、観光および業務関連の食品需要は増加しているが、米価格を始め食品の値上げの影響によりスーパーでの需要の動きが鈍い」(企業動向関連…判断:□不変)

求人情報誌製作会社「5月はゴールデンウィークの影響により、サービス業界においては繁忙期に当たるため求人需要の減少を予想していた。しかし、夏場の繁忙期に向けた人材確保の動きが活発であったため、求人件数は3カ月前の水準を維持」(雇用関連…判断:□不変)

なおその他の特徴的コメントとして、景気は「やや良い」との声が複数聞かれた。

家電量販店「気温の上昇により季節商材が大きく伸長している」(〇やや良)

その他専門店[陶器]「注文数に波がなく増えており、工房近くの人通りが多い」(〇やや良)