老後資金づくりで注目されるiDeCoだが、長期運用の途中で「運用商品を変更したい」と思うことはないだろうか?
実は、iDeCoには「スイッチング」という機能があり、保有する運用商品を別の商品に切り替えることが可能だ。
そこで今回はiDeCoでスイッチングを行うとどのようなメリットがあるのか具体的に見ていこう。
●前編:『iDeCoの「スイッチング」と「配分変更」は全く違う? 資産運用で混同しやすい2用語を徹底解説』
運用商品の切り替えができる
iDeCoでは所得控除など税制上の優遇措置が受けられる代わりに、原則として60歳になるまでお金を引き出すことができない。そのため数十年にわたり長期的に積み立てや運用を続けていく人が多いだろう。
しかし長年運用していると、途中でより魅力的な投資信託を発見したり、相場状況が変わって運用方針を転換したり、といったことが出てくるかもしれない。
それ以外にも特定の投資信託だけ大幅に値上がりした結果、資産全体のバランスが当初想定したものとかい離した状態になることもある。そんなときは、スイッチングを行えば保有する運用商品を別の運用商品に切り替えられる。
利益確定できる?
iDeCoにおいては、利益を確定させる(利確)ためにスイッチングを使うことも可能だ。
iDeCoでは先述したように原則として60歳まで現金化できない。しかし100万円で買ったものが200万円になったとしても、60歳になるまでに下落して100万円に戻ってしまったら、利益はゼロだ。
そんな事態を回避するため、値上がりしているうちにスイッチングして売却し、元本確保型の運用商品(定期預金・保険等)に預け替えを実行。利益を確保した状態で投資信託への積立をやめる(≒利確する)という方法が取られることもある。
ただしiDeCoの大前提は長期的な資産運用。詳しくは後述するが、短期的に値上がりしているからといってスイッチングを頻繁に繰り返すと逆にデメリットもあるので注意が必要だ。
