資産配分の再調整(リバランス)ができる

iDeCoでスイッチングを行うことで、リバランスも可能だ。リバランスとは、運用商品の売却や購入を通して、当初の運用計画と現状の資産配分のかい離を調整することだ。

たとえば最初に「複数の資産を均等に保有する」という計画を立てて積立額を設定したとしよう。しかし投資信託は日々価格が変動する。長く運用を続けているうちに下落する資産と上昇する資産の差がついてきて、配分比率が大きく変わってしまう場合がある。そこでスイッチングを行えば、当初の計画通りの配分比率に戻すことができ、理想に近い形で運用を継続できるというわけだ。

Finasee編集部作成

iDeCoの「スイッチング」で資産配分を賢く調整

iDeCoで行う「スイッチング」とは、現在運用している商品を売却し、別の商品に買い替えることだ。

主なメリットは、利益が出た投資信託を売却して定期預金などに切り替えて間接的に利益を確保できたり、当初の想定から崩れた資産比率を元の計画に戻す「リバランス」ができる点にある。

iDeCoのような長期運用では、市場の変化に合わせて保有資産を整理しようとして頻繁に変更を行っているとデメリットになる場合もある。スイッチングには慎重な判断が求められるだろう。

●iDeCoでスイッチングを行った場合のデメリットは?後編『頻繁にやると損をする?複利効果が台無し?iDeCoでスイッチングをする際のデメリット』にて詳説する。