食品値上げでスーパーでの需要の動きが鈍い

企業動向関連では、自社の状況および取引先の様子などを踏まえた景気の現状が聞かれた。

建設業経営者「既存先だけでなく新規先からもマンションや事務所建設の見積依頼がきている」(○やや良)

食料品製造業役員「観光客の増加により、観光および業務関連の食品需要は増加しているが、米価格を始め食品の値上げの影響によりスーパーでの需要の動きが鈍い」(▲やや悪)

雇用の動向に関しては「変わらない」との声が多数を占めた。

求人情報誌製作会社審査「5月はゴールデンウィークの影響により、サービス業界においては繁忙期に当たるため、求人需要の減少を予想していた。しかし、夏場の繁忙期に向けた人材確保の動きが活発であったため、求人件数は3か月前の水準を維持」(□不変)

専門学校就職「前月に増して2027年卒向けのインターンシップの案内を受けている」(○やや良)

●沖縄の景気の先行きは? 後編「【沖縄の景気の先行きは?】前月差マイナスも、継続して50を上回る 7月開業の注目施設は吉と出るか「2025年6月公表最新調査」」にて詳報している。

調査概要 調査名:景気ウォッチャー調査(令和7年5月調査) 調査公表:2025年6月9日 調査主体:内閣府 調査対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄2050人 実施期間:毎月25日~月末