◆資金流入額ランキングトップを「オルカン」が奪還

資金流入額が大きなファンドは、トップに「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」(1865億円)が返り咲き、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(流入額1776億円)は第2位に後退した。この2ファンドには積立投資の資金が大量に向かっていると推察され月次で1500億円以上の資金流入額が継続している。また、前月第5位だった「インベスコ 世界厳選株式オープン(ヘッジなし、毎月決算型)」(同912億円)が第3位に浮上し、前月第3位だった「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Dコース(毎月決算型、為替ヘッジなし、予想分配金提示型)」(同761億円)は第4位に後退した。資金流入額のトップ4では、全世界株式が上昇し、米国株式が後退するという構図になった。

流入額ランキングは上位では、「iFreeNEXT FANG+インデックス」が前月の第8位から第7位に浮上し、前月のトップ30圏外から「GS・ネットウィンB」が第14位に食い込むなど、米ハイテク株ファンドの人気復調を感じさせる動きになっている。また、前月第11位の「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」が第9位に、前月の第18位だった「三菱UFJ純金ファンド」が第12位に上昇するなどゴールドに投資するファンドが順位を上げた。