支払方法と注意点について

さて、こまごまとした決めごとの最後は、後払いと前払いです。基本形は後払いです。金利は一定期間お金を借りることに対する借り賃ですが、その借りた期間が終了したところで払うのが後払いです。

お金を借りる期間が長い場合は、満期まで待っていると未払いの利息がどんどん膨らんでしまうので、普通は、半年ごとなどのように定期的に支払日を決めておきます。そして、半年なら半年という期間ごとに利息を計算して、利息計算期間の最終日に支払います。

ただ、これに関しても、まれに前払いという方法をとることがあります。利息計算期間の最初に利息を支払うというやり方です。この前払い方式は一般的な後払い方式に比べて、貸手に有利で借手に不利な支払方法となります。

借手にとっては、払う金額が同じでも、前払いなら前倒しで支払金額を用意しなければいけなくなるからです。両端計算もそうでしたが、もしこうした計算方法、支払方法を目にする機会があれば、その点に十分な注意が必要です。

●第4回(単利と複利の違いって?支払い総額は? 意外にもシンプルな“金利の計算方法”)では、について解説します。

『教養としての「金利」』

田渕直也 著
発行所 日本実業出版社
定価 1,870円(税込)