利息の計算では期間を考慮する
さて、年率パーセント表示で表すとなると、実際の利息額の計算では計算期間を考慮する必要がでてきます。たとえば、元本100万円、利息の計算期間が6カ月、金利5%で利息額を計算してみましょう。
元本に利率を掛けるだけでは1年分の利息を計算してしまうので、これを半年分にして計算しなければなりません。半年を1年の2分の1だと考えれば、
100万円×5%×1/2=25,000円
と計算できます。ちなみに、利息の計算は、当たり前ですが利息が支払われるごとに行ないます。お金を借りている期間がたとえ10年であっても、半年ごとに利息を支払う約束なら、半年ごとに計算をしていく必要があります。
さて、ここで少々、というよりも実際にはものすごく面倒なことなのですが、式の太字にした部分にあたる利息計算期間の計算方法には、非常に多くの計算方法があるのです。
とくに通貨や取引が行なわれる場所によって、慣行となっている計算方法が違っており、きちんとそれを確認しておかないと、正確な利息額の計算ができません。
本記事ではそれを一つ一つ細かくみていくことはしませんが、いくつかの代表的な計算方法だけみておきましょう。