定期預貯金額トップスリーはいずれも西日本

定期預貯金は普通預貯金とは違い、あらかじめ期間を指定してお金を預け入れ、基本的に指定した期間はお金を引き出せない(どうしても引き出したい場合は定期預貯金を解約する)。お金の引き出しに制限がかかる代わりに、普通預貯金より高い金利が適用されるのが特徴だ。

全国各地の定期預貯金額はどうやってわかるのか。実は総務省が行っている家計調査(貯蓄・負債編)に全国52の県庁所在地および政令指定都市の世帯の定期預貯金額が収録されている。そこで2025年5月公表分の二人以上世帯の調査結果を参考に編集部でランキングを作成した。

全国「定期預貯金額」ランキング(全国主要52都市)

1位   大津市 741万円
2位   津市 691万円
3位   山口市 675万円
4位   横浜市 659万円
5位   浜松市 657万円
6位   静岡市 644万円
7位   神戸市 634万円
8位   奈良市 626万円
9位   東京都区部 614万円
10位 徳島市 612万円
11位 長野市 599万円
12位 高松市 589万円
13位 水戸市 586万円
13位 堺市 586万円
15位 熊本市 583万円
16位 福井市 577万円
17位 川崎市 570万円
18位 盛岡市 551万円
19位 和歌山市 548万円
20位 鳥取市 532万円
21位 大阪市 519万円
22位 京都市 518万円
23位 さいたま市 516万円
24位 前橋市 514万円
25位 名古屋市 513万円
26位 金沢市 511万円

出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成

最初に1位から26位まで見ていこう。調査結果によると1位を獲得したのは大津市で741万円、2位は津市で691万円だった。大津市は滋賀県の県庁所在地。琵琶湖の南西にあるが、意外と京都にも近く、京都市の中心から直線距離で約10キロしか離れていない。2025年の人口は約34万人。かつて大津宮という都が置かれたこともあり、比叡山延暦寺があるなど歴史にゆかりのある都市でもある。

津市は三重県の中央に位置し、2025年の人口は約26万人。伊勢湾に面し古くから貿易港として、さらには伊勢神宮への参拝客の宿場町としても栄えた。両市とも近江商人や伊勢商人などが活躍した地域としても名高いが、定期預金が多いことと何か関連性はあるのだろうか。

関西圏は他にも7位に神戸市(634万円)、8位に奈良市(626万円)がランクイン。一方で関西圏の都心である大阪市(519万円)は21位にとどまるなど “ドーナツ化現象”が起きている。3位は山口市(675万円)が登場。2025年の人口は約18万人と全国の県庁所在地では3番目に小さいが、室町時代には大内氏が京都を意識した街づくりを進めるなど「西の京」と呼ばれたことも。