中東リスクで選好される異色の電力株

電源開発(Jパワー)が堅調です。2026年2月末の米国・イスラエル陣営によるイラン攻撃から株価は世界的に軟調で、日経平均株価も大きく下落しています。しかし、電源開発への売りは限定的で、3月には年初来高値を更新しました。

同業と比べても電源開発は底堅い値動きです。電力会社はエネルギー集約型の産業で、中東情勢の悪化は売りを連想させやすく主要株は大きく売り込まれています。しかし、電源開発はほとんど下落していません。

【主な電力株の株価騰落率(26年2月末~3月9日終値)】

・電源開発:-0.03%
・東京電力ホールディングス:-14.59%
・関西電力:-14.28%
・中部電力:-7.55%
・東北電力:-15.71%
・(参考)日経平均株価:-10.40%

【電源開発の株価チャート(過去5年間)】
・株価:3729円(26年3月9日終値)

電源開発の株価の動きをグラフで表した図表(過去5年間)
 
出所:TradingView
 

【電源開発の予想配当利回り(26年3月期)】

・予想配当金:100円
・予想配当利回り:2.68%
・(参考)東証プライム平均利回り:1.83%(26年2月)
※東証プライム平均利回りは加重平均

出所:電源開発 決算短信

イラン紛争で市場がリスクオフに向かう中、なぜ電力会社の電源開発は相対的に買われているのでしょうか。背景に迫りましょう。