・日本食ブームで“健康意識”浸透も…世界は「栄養価高い」のに敬遠?
スマートフォンの位置情報を利用してプレーする「位置情報ゲーム」が人気ですが、その火付け役となったのが「ポケモンGO」です。スマートフォンを持っていない人でも名前を聞いたことがあるでしょう。それもそのはず、ポケモンGOは世界中で爆発的にヒットし、社会現象にも発展しました。現在の累計ダウンロード数は10億を超えています。
しかし、ポケモンGOは人気のあまり、プレー中に交通事故を起こすケースが多発してしまいました。2016年8月23日には初の死亡事故が起こります。
今日は運転中の「ながらスマホ」厳罰化について要点を押さえましょう。
人気が過熱し事故が多発
ポケモンGOは「ナイアンティック」から2016年にリリースされたアプリゲームです。実際の地図情報を反映させたフィールドに出現する「ポケモン」を捕まえるゲームで、プレーヤーは現実に移動してキャラクターを操作します。2017年までにダウンロード数は6.5億回を突破し、プレーヤーの総移動距離は158億キロメートルに達しました。ちなみにナイアンティックは現在の「グーグルアース」を開発した企業でもあります。
ポケモンGOは世界を席巻しましたが、現実の移動がゲームに反映される仕組みのため、車を運転しながらプレーする人が現れました。ナイアンティックは運転中のプレーを控えるよう呼び掛け、移動速度が一定以上に達した場合の操作を制限します。しかし呼び掛けを無視する人も多く、ポケモンGOのプレー中とみられる交通事故が国内外で多発してしまいました。
よそ見運転の危険性はスマートフォンに限りません。しかし認知度の高さもあり、ポケモンGOは「ながらスマホ」による交通事故の象徴的な存在になってしまいました。そもそも携帯電話の使用などによる交通事故は、ポケモンGOのリリース前から増加傾向にあったことは覚えておきたいところです。
【携帯電話の使用などに起因する交通事故件数】