加速する高齢化社会 生活するお金を自分で創る時代 

今これを筆耕している4月、DCでは今年段階的に施行される確定拠出年金法改正の第一弾として、『受給開始時期の変更』が行われ、受給時期の上限が75歳に延長されました。

日本は高齢化社会が一層加速し、従来定年の指標とされていた60歳を過ぎても、現役で働く人たちが増えています。こうした社会の実態に配慮した改正であり、定年を間近に控える加入者の皆さんはもちろん、若い世代の加入者の皆さんにも今年の法改正はぜひ知っておいていただきたいです。

こうした社会的背景を鑑み、今の日本において非常に重要視されている個人による資産運用において、今回はDCという長期運用を行っていく上で、ぜひ知っておいていただきたいこと──加入者としてすべき行動である運用商品の『預け替え』と『配分変更』についてお話したいと思います。実際、運用をされている加入者の皆さんでも、これまで一度も実行した事がないという方は大勢いらっしゃいますし、その中には本来実行すべきタイミングに該当しているにもかかわらず実行されていない方も大勢います。ここでは、実行する重要性とタイミングについて簡単に説明しますので、少しでもご理解いただければと思います。