・業界大手が“前代未聞”の食品偽装…国が2億円だまし取られた衝撃手口

「世界笑いの日」は、笑いヨガ運動の創始者マダン・カタリア博士によって1998(平成10)年に提唱された記念日だ。2008(平成20)年7月28日にインドのムンバイで初めて開催されたが、現在は5月の第1日曜日(今年は5月7日)に実施される。

心身の健康を促し人間関係の潤滑油ともなる笑い

笑うと、体内でエンドルフィンという物質が分泌されるそうだ。このエンドルフィンは、幸せ感をもたらす化学物質で、痛みも和らげる。苦しいときでも、あえて笑うことで苦難を乗り切ることが可能らしい。

ウイルスやがん細胞などを撃退するのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞だが、体内には50億ものNK細胞が存在する。ウイルスやがん細胞を激しく攻撃することで、各種の病気の根源を撃滅する。笑うことで、このNK細胞が活性化することが確認されている。結果として免疫力の向上につながるそうだ。

また、笑うことに認知症予防の効果があることも立証されている。一定期間にわたって継続調査する、いわゆる“縦断研究”で確認されたとして、福島県立大学の主任教授・大平哲也氏が冊子『公衆衛生』(vol.76 No.11:2012年11月)で紹介している。あわせ、同氏は週に1回の笑い療法が、高齢者のうつ症状や睡眠障害に有効であるとする海外の研究にも言及する。

笑いをもたらすユーモアが、人間関係の潤滑油になることは周知のことだ。話し相手に安心感を与えることで、お互いの関係を一層深めるとされる。昔から、こうした笑いの効果が体験的に察知されていたのだろう。数々の名言が各地に残されている。

「笑門来福」(笑う門には福来る)は、中国で古くから伝わり、日本でもよく引用される言葉だ。笑いは副作用のない妙薬として、笑うことを奨励する。英語圏にも「laughter is the best medicine」(笑いは最高の薬)ということわざがある。

古代ギリシャ時代の、医学の父と称されるヒポクラテスは「人は誰でも体の中に100人の名医を持つ」という言葉を残し、人間に自然治癒力のあることを力説した。笑いを通して、この自然治癒力である免疫力を強化できると示唆する。