最も「幸福度」が高い項目は「家族」
婚活サービスなどを提供するタメニーは10月23日、「幸福度調査2024」の結果を公表した。インターネット調査で行われ、有効回答数は4812人だった。
同調査では下記の6項目について、幸福度をどれくらい感じているのかを聞いた。
・家族との関係値 ・パートナー(配偶者・恋人)との関係値
・金銭面 ・仕事(働き方) ・住環境 ・健康状態
全体の平均は50点満点中、25.07点(前年比25.18ポイント減)だった。項目ごとでは、「家族との関係値」(31.69点)が最多で、「住環境」(26.84点)、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」(25.17点)と続いた。もっとも低かったのは、「金銭面」(20.22点)。
同調査は「物価高が続くなかで金銭面ではまだ満足感を得られていない人が少なくない」と指摘した。
男女別では、男性(25.51点)、女性(24.57点)となり、男性の方が0.94ポイント高いことが明らかになった。男女間で差が大きかったのは、「仕事(働き方)」だ。男性(22.47点)、女性(20.79点)と続いた。
男性より女性の満足度が高い傾向にあるのは、「家族との関係値」のみで女性(31.94%)、男性(31.38%)だった。
年代別ではどうだろうか。
幸福度がもっとも高いのは、「60代」(27.54点)で、20代(24.84点)、50代(24.79点)と続いた。
同調査では「昨年調査より幸福度が高かったのは60代・50代で、若い世代や子育て世代については、先行きにやや不安感を感じる人が増えているのかもしれません」と解説する。
特筆すべきなのは20代で、30〜50代よりも幸福感を感じている部分が多い結果となった。「家族との関係値」(31.76点)、「金銭面」(20.56点)、「仕事(働き方)」(22.05点)などが60代に次いで高いという結果だった。