日本の主な半導体関連企業

半導体製品メーカーの大手は欧米のほか台湾や韓国といった海外に多いですが、その製造過程では日本企業も負けていません。例えば半導体製品の土台となるシリコンウエハーは「信越化学工業」と「SUMCO」の2社で世界のおよそ半分を生産しています。

また国内には世界的にシェアが高い半導体製造装置(半導体製品を作るための装置)メーカーがいくつかあります。「東京エレクトロン」はその代表的な存在で、売り上げは半導体製造装置メーカーの中で国内首位、世界で4番目です。

半導体製品の製造過程の1つに半導体の洗浄がありますが、「SCREEN」はその洗浄装置で世界トップのシェア(※2020年度)を持っています。例えば「枚葉式洗浄装置」は38%、「バッチ式洗浄装置」では70%ものシェアがあり、半導体製品の製造に欠かせない存在といえるでしょう。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。