ニュージーランドは日本に並ぶ地震大国です。2011年は東北で大地震が発生しますが、そのおよそ3週間前にはニュージーランドで「カンタベリー地震」が起こり大きな犠牲が出てしまいました。本日2月22日がその日です。

私たち日本人にとって地震は切っても切り離せません。今日は犠牲者の冥福を祈りつつ、カンタベリー地震の経緯について学びましょう。また、将来日本で発生が予想される「南海トラフ地震」と「地震保険の概要」についても解説します。

死者185人。日本人の犠牲も

2011年2月22日の午後0時51分(日本時間午前8時51分)、ニュージーランドのカンタベリー地方をマグニチュード6.3の地震が襲います。国土地理院によると、震源が深さ5キロメートルと浅く、地震規模の割に比較的大きな揺れが生じたようです。

出所:国土地理院 2011年2月22日ニュージーランド南島の地震に伴う地殻変動

カンタベリー地方の主要都市クライストチャーチには歴史的な建造物も多く、強度的にもろい建物の多くが倒壊しました。特に大きな被害が出たカンタベリーテレビジョンビルは全層が積み重なるように崩壊し、日本人を含む115人が犠牲となります。同ビルは後にニュージーランド政府の調査でずさんな設計が明らかになり問題となりました。

結局、カンタベリー地震では日本人28人を含む185人が犠牲となります。治安の良いニュージーランドは留学先として人気があり、犠牲となった日本人の多くは未来のある留学生でした。2020年にはクライストチャーチ市長が来日し、ビルの倒壊に関して市の道義的責任を認め遺族に謝罪しています。二度とこのような悲劇が起こらないよう願わずにはいられません。