炭素を意味する「カーボン」と均衡を意味する「ニュートラル」を組み合わせた造語。人類は石油、石炭、天然ガスなど炭素を含む化石燃料を燃やしてエネルギーを生み出している。その結果、二酸化炭素が大気中に排出され、二酸化炭素を含む温室効果ガスの増大が気候変動を引き起こしていると言われる。そこで温室効果ガスの排出量を削減するわけだが、排出量をゼロにすることは不可能なため、植林推進などで植物の光合成による温室効果ガスの吸収量を拡大し、両者を均衡させることで、実質的な排出量ゼロを目指す考え方が現実的である。日本でも菅首相(当時)が国会で2050年までのカーボンニュートラル実現を宣言している。