イーロン・マスクの動向は投資の判断材料にも!?
2021年の2月、3万400人のアメリカ人を対象としたオンライン調査で「イーロン・マスクのツイートをもとに個人的な投資をしたことがあるか」という質問がされた。この調査結果では回答者の37%が「ある」と回答。イーロン・マスクの動向が、投資の判断材料になっているわけだ。
テスラは、2020年12月に米国株式市場の状態を示す主要3指標の1つ「S&P500」の1社に選定されている。S&P500は投資の神様、ウォーレン・バフェットのお墨付き銘柄でもあり「世界最強の株式インデックス」との呼び声も高い。この指数は時価総額加重平均型株価指数と呼ばれ、時価総額が高い大型株ほど強い影響力を持つ。S&P500の構成銘柄の中で6番目の時価総額を誇るテスラ(2021年3月19日時点)。株式市場への影響力は、想像以上に高いと言えそうだ。
BMI、地下輸送計画……あくなき挑戦は続く
数々の事業で、輝かしい功績を収めてきたイーロン・マスク。彼には人類を火星に移住させる計画以外にも、まだまだ果たしたい夢があるようだ。例えば、脳とコンピューターをつなぐ技術(ブレイン・マシン・インターフェイス/BMI)の研究。BMIは、将来的には念じるだけで車を呼び出せたり、ゲームを操作できるようになることを目標としているそうだ。
また、地下のトンネルを超高速で移動する「ハイパーループ計画」にも乗りだしている。地下のトンネルを電気自動車(EV)が最高時速150マイル(241.4km)で旅客を輸送するのが目標だと言う。
よりよい未来の実現を目指し、挑戦を続けるイーロン・マスク。世界を巻き込みながら、今後も画期的なイノベーションを起こしていくだろう。
あまりに大きい影響力を持つ彼の動向は、投資家であればチェックしておきたい。