日本企業の中で「三菱グループ」に特化したファンドがランクイン

3月にイラン戦争が起こり、原油価格が急騰し、世界的なインフレ懸念が高まったことが株価を大きく押し下げたが、その下落相場の中で三菱UFJ銀行を通じて投信を購入している投資家は「日本株」を選んだ。イラン戦争が落ち着いた後で、最も値上がりが期待できるのは日本株という判断だ。

「日本株」を象徴する指標として代表的な225社で構成された「日経225」に連動するインデックスファンドが選ばれた。そして、3月に売れ筋トップ10に新規ランクインした「ダイヤセレクト日本株オープン」は、東京海上アセットマネジメントが設定するファンドで、「三菱グループ企業」の株式に特化したファンドだ。2026年3月末時点の組み入れ銘柄数は21銘柄と相当絞り込んだポートフォリオになっている。

「ダイヤセレクト日本株オープン」のパフォーマンスは、3月末時点の過去1年間で54.52%になっている。「日経225」インデックスファンドを上回る成績だ。また、3月の下落率は7.48%にとどまった。投資銘柄数は少ないものの下落局面では下落率が抑えられているのは評価できる特質といえる。

インデックスファンドでは「日経225」が選ばれるようになったが、「日本株」全体に対して評価が高まれば、インデックスファンドだけでなく「ダイヤセレクト日本株オープン」のようなインデックス以外のファンドの人気も高まっていくはずだ。日本株人気が定着するものかどうか、今後のランキングの変化に注目したい。

執筆/ライター・記者 徳永 浩