投資信託を選ぶ際、各販売会社が自社のサイトで公開している「売れ筋ランキング」を確認する個人投資家は多い。そのランキングを定点観測して、トレンドを追う連載。今回は、足利銀行。

足利銀行の月間売れ筋(店頭月間販売件数)ランキングの2026年4月のトップは前月同様に「のむラップ・ファンド(積極型)」だった。第2位に前月トップ10圏外から「ニュートン・パワー・イノベーション・ファンド(為替ヘッジなし)『電力革命』」がランクインし、第3位にも「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」がランクインした。前月第2位の「のむラップ・ファンド(普通型)」は第4位に後退し、前月第3位の「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」は第7位に下がった。また、「ニッセイ/サンダース・グローバルバリュー株式ファンド(隔月予想分配金提示型)」は前月第5位から第6位に、「ニッセイ/サンダース・グローバルバリュー株式ファンド(資産成長型)」は前月第6位から第9位に下がった。

 

※足利銀行サイトのファンドランキング「店頭月間販売件数」に基づいて編集部作成。期間:2026年4月1日~4月30日。
https://www.wam.abic.co.jp/contents/C130129/wam3/1/pc/fundrnk.html?_com_id_product=1&_com_id_company=C130129&date=202605262151&date=202605262151&_biz_id_ranking=01&_biz_rankingseq=1&_com_id_screen=91505001&_com_id_session=02202605260361388678

月間13%リターンの「電力革命」と「宇宙関連株」

足利銀行の投信売れ筋(店頭販売件数)で4月にいきなりトップ10圏外から第2位にまでジャンプアップした「電力革命」(設定は三井住友DSアセットマネジメント)は、主として電力需要の拡大や電力市場の変革に伴い恩恵を受けることが期待される世界の株式(日本および新興国を含む)に投資するファンドだ。「発電」「送電」「蓄電」という3つの分野に着目し、企業の成長見通しや株価の割安度等の分析を行って投資先企業を決定している。AIの社会実装に向けた巨額投資が続いている中、AIの頭脳に相当するデータセンターを維持・運営していくために必要な莫大(ばくだい)な電力需要にも注目が高まっている。

「電力革命」の設定は2024年10月28日で、設定から約1年半が経過したところだが、残高は6745億円を超えている。基準価額も2万円に載せた。過去1年間のトータルリターンが99.70%(2026年4月末時点)になっている。4月の1カ月間でも13.39%高と全世界株式(オール・カントリー)連動型インデックスファンドの11.56%や米「S&P500」連動型インデックスファンドの12.91%を上回る成績を残している。

また、第3位にランクインした「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」(東京海上アセットマネジメント)も、AI同様に著しい進化を見せている宇宙関連産業の株式に投資するファンドだ。設定は2018年9月12日で、既に8年近くの運用実績があるが、純資産残高が目に見えて伸び始めたのは2024年10月に残高200億円を超えたあたりからだ。2026年5月には残高が4500億円を超え、5月25日には4900億円を突破している。運用実績は4月末時点で過去1年が72.61%、過去3年で200.12%に達している。2026年4月1カ月間は12.97%だった。