お金の知識と投資方針の関係
調査結果から見えてくるのは、お金の知識が豊富なほど投資方針がはっきりしているという点だ。そのような投資家ほど「概ね長期保有だが、ある程度値上がり益があれば売却する」という柔軟かつ計画的な方針を持つ傾向がある。
金融教育を通じてリスクとリターンの関係やリスクを抑える方法を学び、長期的な視点と適切な売却判断のバランスが取れるようになっているのではないだろうか。
全体的な傾向としてお金の知識の差が投資方針や情報収集の方法に影響を与えており、その結果、投資成果にも差をもたらす可能性が示されている。金融知識を身に付ける姿勢と適切な情報収集が資産形成の重要な鍵となることに変わりはない。
調査概要 調査名:「個人投資家の証券投資に関する意識調査」 調査主体:日本証券業協会 調査報告書公表:2025年9月 調査実施期間:2025年4月15日~19日 調査対象:日本全国の18 歳以上の有価証券保有者5000 人
