投資情報はどこから集めている?

投資教育を受けたことがある人には参考になった内容、受けたことがない人には学びたかった内容を聞いたところ、「金融商品の種類と特徴」(33.3%)、「リスクを抑える投資方法」(33.2%)、「金融商品のリスクとリターンの関係」(31.7%)が上位を占めた。

証券投資に関する教育で参考になった内容(複数回答)

証券投資に関する教育で参考になった内容(複数回答)を表した図表
 
出所:「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」(日本証券業協会)
 

年代別では、30代以下は「ライフプラン・マネープランの立て方」や「少額からでも始められる投資方法」への関心が他の年代より高く、実践的な知識を求めているようだ。

一方で70代以上では「リスクを抑える投資方法」という声が27.8%と高く、若い世代との違いがはっきり表れている。

投資の知識を付けるために参考にした情報源も年代によって異なる。調査では、学校や職場以外ではどこで投資に関して学んだかについて聞いている。結果、全体では「インターネット(Webサイト)」が38.7%と最多だった。ただし、年代別に見ると30代以下ではインターネット(Webサイト)に次いで「SNS(動画・画像系)」(36.6%)、「SNS(文字系)」(25.9%)が他の年代より突出して高い。一方、70代以上でもインターネット(Webサイト)が28.5と最も高いものの次点は「新聞・雑誌」(24.2%)と、従来型の情報収集方法を好むようだ。

なお、「勉強をしたことはない」との回答は年代が上がるにつれ上昇。30代以下の19.0%に対し、70代以上では45.7%と過半数に迫る。