24年後半から株価急騰 新型ゲーム機に期待集まる
任天堂の株価が躍進しています。2023年11月から24年2月にかけ、当時(24年3月期)の業績見通しを相次いで上方修正すると、株価は8000円台へと切り上がりました。
24年後半からは、新型ゲーム機発売の噂が株価を支えます。実際に25年1月に「ニンテンドースイッチ2」の発売が公表されると急伸し、25年6月には上場来高値となる1万3905円をつけました。現在は1万3000円前後で取引されており、株価の5年騰落率は169.2%(2.7倍)に達します。
【任天堂の株価チャート(過去5年間)】
・株価:1万3000円(2025年7月2日終値)
任天堂は、「JPXプライム150指数」に算出当初から選ばれています。選定理由は資本収益性の高さ、つまり投資家の期待リターンに対しROE(株主資本利益率)が大きいことが評価された格好です。
今回は任天堂に焦点を当てましょう。同社の事業内容の詳細と「スイッチ2」が注目される理由、また業績について解説します。