最も負担に感じる公共料金は?

同調査で「特に負担を感じる公共料金はなんですか?(複数選択可)」と聞いたところ、次のとおりの結果となった。

出所:株式会社LENDEX「公共料金の値上げに関する意識調査」

1位は「電気代」(90.8%)で、実に10人に9人が負担を感じている計算だ。電気は冷暖房をはじめ、調理や洗濯、掃除など暮らしのあらゆる場面で使われる。値上げが家計に与えるインパクトは大きいだろう。

2位は「ガス代」(50.0%)で、半数が挙げている。特に、暖房や給湯にガスを使用する家庭では冬場に使用量が増えやすく、電気と並んで負担を感じやすい支出と言えそうだ。

3位は「水道代」(31.6%)だった。電気やガスと比べれば割合は低いものの、約3割が負担を感じているようだ。

公共料金は毎月発生する費用であるため、値上がりすれば家計を圧迫し、資産形成に回すお金を減らす要因にもなりかねない。家計全体を見直し、将来に備える姿勢がますます重要と言えそうだ。

●気になる各家庭の対策については後編「家計をむしばむ公共料金の値上げ、節約か副業か、それとも…? 家庭で選ばれている対策とは」にて詳報している

《調査概要》 調査名:「公共料金の値上げに関する意識調査」 調査主体:株式会社LENDEX 調査期間:2025年3月6日 調査対象:20代~60代の男女250人 調査方法:インターネット調査 モニター提供元:Freeasy