マーケットの不安定な1か月でも、「何もしない」が大半
2025年に就任したトランプ米大統領による関税政策により、4月の世界のマーケットは大きく乱高下して始まった。そのような環境下における投資家の動向を探るべく、アセットマネジメントOneでは投信保有者の4月の投資行動についてアンケートを実施した。
その結果は、マーケットが大きく混乱した一方で、4月の投資行動については「何もしていない」が63.1%と大半であった。保有ファンドまたは既存ファンドを購入した人も多く、「保有ファンドを売却した」は5.4%にとどまった。
何もしていない理由としては、「長期資産運用が目的」「相場は変動するものだから」と長期的な目線で静観するとした人が多い一方、「一番値段が下がった時に買えなかった。また下がる時を待っている」「急変すぎて対応できず」とタイミングを逃したという人もいた。
何もしなかったと回答した人でも、「先のことはわからないので地道に積み立て投資を続けるのみ」と積み立てをそのまま続けた人も見受けられた。