ハイテク集中型で組み入れ多い 「宇宙」「クラウド」テーマも

株式を直接買う以外なら、投資信託を活用するのも手です。マイクロソフト株式は、次のような銘柄で組み入れられています。

【マイクロソフト株式を組み入れる投資信託の例】

※iFree NEXT FANG+インデックスは2025年1月末、その他は2024年12月末時点

出所:各銘柄の月次レポート
 

「米国大型テクノロジー株式ファンド」と「iFree Next FANG+インデックス」は、どちらもアメリカのハイテク銘柄へ集中的に投資するファンドです。マイクロソフトは同セクターを代表する銘柄であり、組み入れは比較的高くなりました。

「ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(年2回決算型)」は国内外の宇宙関連企業に投資する投資信託です。マイクロソフトは宇宙ビジネスも展開しており、衛星を活用したクラウドサービスを提供しています。これが評価され、ポートフォリオの上位を占めています。

「野村クラウド関連株式投信 Bコース(為替ヘッジなし)」の投資対象は世界のクラウド関連企業です。同銘柄を買えば、マイクロソフトといったクラウドの主要なプレイヤーへまとめて投資できます。

「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)」は、高い競争優位性を持つ企業を厳選して投資する投資信託です。競争優位性はブランド力や特許、販売網などから推定します。これらでマイクロソフトは評価が高く、組み入れ順位は首位です。

アメリカ株式はストップ高・安がない 投信は配分が低下する

マイクロソフトへ直接投資したいなら株式を購入しましょう。外国株式は、証券会社の外国口座から購入できます。

投資信託を介して投資したいなら、マイクロソフトの組み入れ比率が高い銘柄を選びましょう。組み入れ比率は月次レポートなどで確認できます。組み入れ比率は、ハイテクやクラウドなどのテーマ型ファンドで高くなりやすいでしょう。

なお、株式を直接買う場合は値動きに注意したいところです。アメリカ株式は制限値幅(ストップ安、ストップ高)がなく、株価は1日で大きく動く可能性があります。一方、投資信託は分散投資の効果から値動きが小さくなる傾向にあります。ただし、マイクロソフトへの配分は薄まることには留意しましょう。