抱き始めた彼への疑問

週末に彼の家を訪れた時、パソコンデスクの上にプリントアウトしたクレジットカードの明細書が置いてあるのを見つけました。いけないと思いつつ彼のいない隙に盗み見ると、60万円以上もする8Kテレビを購入していました。

「何これ?」と思いました。彼の部屋にあるのは、家電量販店で数万円で売っている普通の液晶テレビだったからです。

必要以上に詮索して彼との関係性を壊したくなかったので、その時は何も言いませんでした。しかし、その後も彼のお金の使い方について疑問に思う出来事が相次ぎました。

まずは年末、一緒に映画を観に出かけた時のことです。帰途に立ち寄ったショッピングモールで素敵なコートを見つけ、「ボーナスも出たばかりだし、買っちゃえ」と手に取った時、彼がこうつぶやいたのです。

「俺はボーナスもうないや」。ボーナスが出なかったのか、使い切ってしまったのか。そこは深く追及しませんでした。

疑問が確証に変わった決定的な出来事

次は私の家の近くに建設中の新築マンションが話題に上った時。現物に価値を置く両親に育てられた私は、毎月賃貸に高い家賃を払い続けるのはバカらしいと考えていて、結婚をしたら早めにマイホームを購入するつもりでした。

その新築マンションは一番安い2LDKの部屋でも購入価格が7000万円という高額物件だったのですが、「共稼ぎならペアローンも組めるし、買えるよね?」と冗談交じりに口にしたら、彼は「俺、ローンの審査に通らないかもしれない」と真顔で言うのです。

これはもう放っておけないと思いました。そこから私の厳しい追及が始まりました。

●ようやく見つけた理想の彼…しかし隠されていた驚きの一面が判明
続きは、後編【手取り600万なのに常に金欠…交際相手が隠していた衝撃の金銭事情】で解説します。

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。