マストドンやダムス…乱立する短文型SNS

ツイッターの変貌を見て、別の短文投稿型SNSへ移行する人が増えているようです。例えば「マストドン(Mastodon)」は話題を集めたSNSの1つで、報道ではツイッター買収後にユーザー数が約8倍に増加したと伝えられました。日本向けサーバーでは33万を超える人が利用しています(2022年2月21日時点)。

マストドンは分散型SNSの1つで、ブロックチェーン上でプラットフォームが構築される仕組みが注目されたと考えられます。ユーザーが主体的に運営するため、特定の企業や組織に管理されることがありません。同じく分散型SNSの「ダムス(Damus)」や「ミスキー(Misskey)」などが注目を集めています。

管理者がいる既存のSNSでは、アカウントの凍結といったルールが恣意的だと批判されることが少なくありません。分散型SNSの多くはツイッターを脅かすほどの規模はありませんが、SNSの在り方に一石を投じそうです。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。