15年以上投資できる資金におすすめ
ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)は、アメリカを中心に世界のバイオ医薬品関連企業に投資する銘柄です。組入上位には、新型コロナウイルスのワクチンで注目された「モデルナ」や「アストラゼネカ」といった銘柄が並びました(2022年11月末時点)。
【ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)の組入上位10銘柄】
| 銘柄 | 比率 |
|---|---|
| ギリアド・サイエンシズ | 8.8% |
| アムジェン | 7.8% |
| パーテックス・ファーマシューティカルズ | 7.2% |
| モデルナ | 6.3% |
| バイオジェン | 6.0% |
| リジェネロン・ファーマシューティカルズ | 5.8% |
| アストラゼネカ(※1) | 4.2% |
| イルミナ | 3.2% |
| サノフィ(※1) | 2.9% |
| インサイト | 2.8% |
※2022年11月末時点
※1.ADR(米国預託証券)
バイオ医薬品はバイオテクノロジーを応用して作られる医薬品で、代表的なものに「オプジーボ」や「インスリン」などがあります。高い治癒効果が期待できるほか、副作用が比較的小さいなど、従来の医薬品にない強みを持つ点が特徴の1つです。
先進国を中心に高齢化が進む中、バイオ医薬品には世界的に期待の目が向けられています。バイオ医薬品に関連する企業は高い成長が予想され、ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)のパフォーマンスも良好なものとなるかもしれません。
ただし、バイオ医薬品関連企業は比較的規模が小さいことも多く、それらに集中投資するピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)のリスクは比較的高くなることが予想されるため注意が必要です。
ピクテ・ジャパンも、ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)を「スパイス投資」に位置付けています。ピクテ・ジャパンが独自に定める投資カテゴリーの1つで、同社によれば「リスクを取って大きく資産を増やす」もので、15年以上投資できる資金に向くと説明しています。
ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)は、当面使う予定のない資金の運用に検討してみてはいかがでしょうか。
【ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの概要】
| 銘柄 | ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース |
|---|---|
| 運用会社 | ピクテ・ジャパン |
| ファンドのタイプ | 海外株式型 |
| 設定日 | 2004年10月29日 |
| 信託期間 | 無期限 |
| 決算日 | 毎月13日 |
| 受渡期間 | 6営業日 |
| 販売手数料(最大、税込み) | 3.3% |
| 信託報酬(全体、税込み) | 2.09% |
| 信託報酬(販売会社、税込み) |
300億円以下:0.88% |
| 信託財産留保額 | なし |
| 主な販売会社 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 東海東京証券 SBI証券 |
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。
