納得のプラン、老後のためにはiDeCoを活用

そこで稲垣さんが提案してくれたのは、長男が経済的に独立するまでは緊急措置として妻はパートのダブルワークを続け、その後は既にパートのリーダー的な立場にあるスーパーでキャリアアップし、チャンスがあれば正社員になることも考える、というプランでした。妻は最初驚いていたようですが、子育ても一段落した後で自分自身何か生きがいを探したいと考えていたらしく、稲垣さんの提案に納得したようでした。

話は、私と妻の老後のことにも及びました。将来は隣町の私の実家を相続する形になること、しかし、老後はできれば今の自宅で、息子の世話にならずに夫婦2人で暮らしていきたいことなど、聞き上手の稲垣さんに促される形でつらつらと話してしまいました。稲垣さんは私たちの話に何度もうなずきながら、こうおっしゃってくれました。

「僕は独身ですが、今日根本さんご夫妻のお話をうかがって、いいご夫婦だなぁ、うらやましいなぁと思いました。息子さんが大学を卒業するまでの1年半を何とか乗り切って、お2人の理想の将来が実現できるようにお手伝いできたらうれしいです」

さらに、老後の経済的な不安を感じていた私たちに対し、「息子さんが卒業された後に」と断った上で、老後資金づくりにiDeCo(個人型確定拠出年金)という税金が優遇される大変お得な制度があることも教えてくれました。

1時間ほどの面談でしたが、私たち夫婦からすれば一気に視界が開けた感じです。稲垣さんは私たちがウェブサイトから思い描いていた通りの、人の気持ちにさりげなく寄り添えるFPさんで、私も妻も、このタイミングで稲垣さんとお話することができて本当に良かったと思います。

聞けば、半年ごとのフォローアップ面談も割安な料金で提供していらっしゃるとのこと。ぜひ今後も定期的に利用させていただき、その時々で私たちに合ったアドバイスを頂戴できたらと考えています。

●高齢母の預金3000万円を兄嫁が勝手に使い込み!? 記事はこちら>> 

※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。