相談者のプロフィールとお金データ

【佐藤真一さん(仮名)プロフィール】

・年齢:45歳
・都道府県:千葉県
・家族構成:妻、子3人(中学2年生・小学5年生・小学3年生)の5人で暮らす
・職業:農業(自営業)

 【寄せられたお悩み】
「20年以上勤めた会社を辞めて農業をしていて、自宅、農地、農業機械を含め両親の遺産で、農業も順調にできています。また、遺産、会社員時代の退職金を含めた貯蓄もあり、引き続き毎月の貯蓄もできています。

しかし、今後、農業のための設備投資や子どもの進学で急なお金が必要になることもあるでしょう。また、会社にいた頃は厚生年金もありましたが、会社を辞めてから夫婦共に国民年金のみとなり、将来の保障面で気になり始めました。

生涯現役で農業ができれば良いですが、将来に向けてできる限りの備えをしておきたいところです。どんなことができるかアドバイスをください。特に農業者年金とジュニアNISAが気になっています」

【お悩みの論点】
①将来への備えとして農業者年金について知りたい
②農業者年金を取り入れる上での注意点は?
③ジュニアNISAはまだ間に合うか?

資産状況や月々の収支内訳

世帯の金融資産額:5500万円

内訳
預金:5500万円

 収支
<収入>
・世帯の毎月の手取り収入: 40万円(農業の売上-農業の経費・税金・社会保険料等)
・世帯の手取りの年収: 480万円


・毎月の支出:40万円

<支出内訳>
住居費6万円※1、水道光熱費4万円、食費6万円、交通費1万円、通信費3万円、貯金5万円、趣味1万円、交際費1万円、その他(子の教育費など)13万円
※1 持ち家。固定資産税、都市計画税、維持費など(月額換算)

会社を退職して家業の農業を始めた佐藤さん。農業は順調に進み、貯蓄も豊富にあるようですが、将来の支出や高齢期を迎えた時のことも考え、できる限り備えておきたいところ。「気になっている」といういくつかの制度も含め、今から加入・活用できる制度をご紹介します。