勉強なしで資産運用しても問題ないか?
忙しい中、資産運用を勉強する時間が取れないからと何もしないまま時間が過ぎていくより、まずはやってみるのも1つの方法です。ひょっとしたら、美紀さんには勉強せず先に運用することに不安があるのかもしれません。そのお気持ちもよく理解できます。
もちろん、一番良いのは知識をつけてから運用をスタートすることです。しかし、その時間が取れないと言うことであれば、先に購入して徐々に慣れていく方法でも良いと思います。それでも心配な場合は、積立額を少額に設定しましょう。美紀さんがPayPayのポイント運用を始めることができたのは、1円から設定できる気軽さゆえだと思います。それと同じです。つみたてNISAなら100円から積立可能な証券会社もあります。
そして、時間ができた時には資産運用についてぜひ知識を深めていただきたいと思います。特にご自身が購入した投資信託について、深掘りしてみると良いでしょう。
運用を始めるべきは“今”
投信積立の大切な要素の1つとして、時間があげられます。毎月、少しずつ積立てながら大きなお金に育てるわけですから、とにかく時間がかかりますし、運用は長期が基本です。時間は資産運用をする上で最大の味方と言っても過言ではありません。
それに、つみたてNISAやiDeCoには、税制優遇があります。長期運用であればあるほど、優遇期間も長くなりますから、早めに始めないとある意味“お得”をみすみす逃してしまうことになりますね。
特に、つみたてNISAで最長20年の税制優遇を受けられるのは2023年までの積立分です(制度期限が2042年までのため)。それ以降は徐々に優遇が受けられる期間が短くなりますから、税制面でも早めの方が良いですね。
少額でも良いので、なるべく早くから積立をスタートさせましょう。美紀さんの場合、教育費や老後のお金を作るには、今からなら充分時間があります。スタートするには良いタイミングですね。
勉強する時間がなく、なかなか運用を始められないという人は、ツールを使って積立額を少額にして、運用をしながら知識と経験を同時に深めていくことを考えてみてはいかがでしょうか。今回紹介したものをはじめツールを使えば数分で投資信託を選ぶことができます。まずは「やってみる」。第一歩を踏み出すことを心から応援しています。
まとめ
●投信積立最初の関門、投信選びは便利なツールを活用すべし
●少額からであれば、「投信積立をしながら、学ぶ」もあり!
●時間こそが投資の最大の味方。まずは始めてみよう