アメリカ国内の旅行が実現!自由に動ける幸せを実感

そんなこんなで社会が解放される中、昨年9月晴れて大学1年生になったのに大学のキャンパスには一度も入れず、ずっと家にこもってオンライン授業で頑張ってきた娘と旅をすることにしました。

なにせカリフォルニアは感染者数が劇的に増えたときには徹底的に社会封鎖したので、本当に家でじっとしているしかありませんでした。お店もモールもレストランも何にも開いていない、公園もビーチも閉鎖でした。徹底的な封鎖と我慢のかいがあって今や自由が戻りつつある――どこかに旅行したいが、かといってアメリカ国外はまだまだいろいろと規制がある、ということで、とりあえずアメリカ国内で羽を伸ばそうということになりました。

5月半ばにロサンゼルス空港を出発、イリノイ州シカゴ、昔住んでいたバージニア州シャーロッツビル、マサチューセッツ州ボストンを回る10日間の旅でした。飛行機はどれも満席状態、美術館や博物館も人数規制をしながらですが、開いていました。古い友人にも会うことができ、「あぁ、自由に動き、自由に人に会えるとはなんと感謝すべきことか」と思いました。アメリカ国内は、日常を取り戻しつつあると言えます。

変異株の出現で日本入国の規制は厳しくなっている

次のステージとして、6月に2年ぶりに日本の両親のところに行くことを計画しています。航空チケットを買い、2週間の自主隔離のAirbnbも予約しました。

日本の方は規制が厳しくなっており、出発前72時間以内の陰性証明がないと日本行き飛行機に乗れません。しかもPCR検査は一定の基準を満たすものでなくてはならず(それを受けるには1万5000円相当かかります。地域によっては3万円することも)、証明書も決まったフォーマットである必要があり、不備があると成田・羽田に着いても入国拒否で強制的に出発国へ送り返されますので、かなりドキドキしています。

6月頭からは、変異種が記録されたカリフォルニア州からの帰国はさらに厳しい規制がかかり、出発前PCR検査、再度日本到着後PCR検査の後、3日間は政府指定の施設に泊ることになり、3日目にさらにPCR検査で陰性ならば、やっと自主隔離に入れるという寸法です。言うまでもなく、ワクチン接種完了は何の意味もありません。アメリカの解放感とは対照的な動きで内心げっそりしますが、でも日本に入れていただけるだけで感謝しなくてはならないですね。さて、入れてもらえるか。若干の不安を抱きながらの帰国になりそうです。

※こちらの記事は6月4日までの情報を基に執筆されています。