妻子の資産運用もサポートし、家族ぐるみのつきあいが続く

私たちIFAは、基本的に転勤や異動がないため、配偶者の方はもちろん、お子様やお孫さんなど、何世代にもわたって相談いただけるのが強みです。宮本さんのケースでも、奥様と息子さんに資産運用のアドバイスをさせていただきました。

奥様に関しては、運用利益が非課税となる一般NISAの制度を活用し、毎年非課税枠の上限である120万円で外国株投信を購入していくサポートをしています。これに加え、こうした資金から海外旅行の際のお小遣いが出るとうれしいとのご希望があったため、毎年利金が出る劣後債も紹介しました。

一方息子さんは、会計事務所のアドバイスもあり、以前から相続対策となる生前贈与を受けていました。そこでこのお金の運用先として、投資信託を使った国際分散投資をご紹介しました。さらに、iDeCoとつみたてNISAを上限まで活用し、月々の収入からも投資をする提案をしています。特にiDeCoは、高収入の方ほど節税効果が大きくなるので真っ先に利用しておきたい制度です。

息子さんへのアドバイスは、宮本さんから預かっていた「息子には早くから有効なお金の使い方を身に付けてほしい」というご希望に基づいて、確認や売買の手間をかけずに時間を味方につける資産運用の手段をご案内しました。

私は現在、主に宮本さんのような経営者の方や、士業のお客さまを担当しています。こうしたお客さまの関心事や悩みごとは、ご自身の資産運用にとどまらず、事業承継・本業の経営やマネジメントといった分野に及ぶことも少なくありません。意外かもしれませんが、高い専門性を持つ医師や士業の方々は、金融という別の分野におけるプロフェッショナルとの接点をお持ちでないケースが多いようです。当社は会計事務所の他、税理士や弁護士等、他ジャンルのプロとも提携しているので、お客さまの幅広いご相談に応えられるよう、月に3回マネジメントの研修に通い、あわせて証券アナリストの資格取得を目指して勉強中です。

自分の知識が増えることで、お客さまのニーズに応えられる場面も増えてきたことに、大きなやりがいを感じています。来年からは、私以外の当社のアドバイザーも全員、同様の研修を受けることになりました。大きな意味での「資産」について、幅広い分野で頼もしい相談相手になれるよう、今後も研鑽を続けていきたいと思っています。

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