今回は、長年勤め上げた企業を退職後、新たなチャレンジに向けてお金の不安を解消したいと当社を訪れた田中隆夫さん(仮名、62)の事例をご紹介します。

相談者: 田中  隆夫さん(62) 定年退職後に起業
ご家族: 妻  由美子さん(55)専業主婦 長女 葉子さん(28) 会社員 長男 達哉さん(22) 学生
埼玉県在住
※いずれも仮名

信頼できる相談先を求めてIFA3社を比較、熟考

田中隆夫さんは大手企業で長年、営業マンを務めた方です。60歳で退職し、知人の会社の手伝いをしながら、長年の夢だった起業の準備を進めていました。学生時代にはボランティア活動に没頭しており、定年後は障害を持つ人のためのグループホームを運営したいとお考えだったそうです。

事業を始めるには、当然ながら資金が必要です。すでに9000万円の預金をお持ちではありましたが、いくらまでなら事業に使ってよいかが分からないとお困りのようでした。さらに、退職金で購入した株式(個別株)と投資信託が適切な投資先であるかどうかについても不安に感じており、専門家の客観的なアドバイスが欲しいとお考えでした。

個別株は自分で選んだそうですが、投資信託は証券会社に勧められた商品をその都度購入していたそうで、営業担当者の姿勢に疑問と不信感を感じるようになったといいます。

「私は長年営業マンをやってきましたが、たとえこちらに都合が悪いことでも顧客から逃げることなく、誠実に対応してきた自負があります。でも、証券会社の担当者は次から次へとお勧め商品を持ってくるだけ。商品のマイナス面を聞いてもあいまいなことしか言わないし、すでに持っている商品の分析もしてくれない。こうした顧客との向き合い方に共感できないのです」。田中さんはその不満の内容を、こう説明していました。

そこで、広告で見かけた大手IFAの資産運用セミナーに参加したことをきっかけに、証券会社、銀行やFPとも異なる立ち位置のアドバイザーであるIFAに興味を持ち、当社のセミナーに参加、個別相談を希望されました。

すでにセミナー参加も相談も3社目だった田中さんは、最終的に当社に資産運用を任せたいとご希望になりました。当社を選んでいただいた理由を尋ねたところ、「セミナーの内容に大きな差は感じなかったが、磯野さんの説明に安心感と清潔感、中立性を感じたし、受付の方や担当でない方もとても親切に対応してくださった。たまたま良い担当者に当たったのではなく、組織として信頼できると思った」とおっしゃっていました。