「金融資産」がある30代は何%?

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※から30代の回答をランキングで見ていきましょう。まずは「金融資産」についてです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

30代の金融資産の有無(総世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※総世帯、実数972)

保有している    69.8%
保有していない    30.2%

30代の約7割が金融資産を持っていると答えています。この調査では金融資産を「預貯金のうち運用資金や将来に備えたもの(生活費用の備え分などを除く)と、有価証券(投資用の株式や投資信託など)」と定めています。当面の生活費など以外に、預貯金を含めて金融資産を持っている人が多いようですね。

30代に人気なのは「投資信託」

続いて「どんな金融商品を持っているか」についてです。

30代保有金融商品ランキング(総世帯)拡大表示

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※総世帯、実数972、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)    95.3%
2位    投資信託(MRF、MMF、REITなどを含む)    29.5%
3位    株式    27.6%
4位    積立型保険商品(生保・損保)    26.0%
5位    個人年金保険    19.9%

30代の保有金融商品ランキング1位は95%以上が持っている「預貯金」でした。2位「投資信託」は約3人に1人が持っており、20代の約4人に1人と比べて増加。

3位は「株式」でこちらも20代より10ポイントほど増加。4位「積立型保険商品(生保・損保)」、5位「個人年金保険」の保有率は20代の倍となりました。30代はそろそろ保険も気になる世代ということでしょうか。なお「いずれも保有していない」人は4.3%。20代と比較して半減しています。

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