保有額は投資信託よりも株式の方が多い 

続いて「何の金融資産をどのくらい持っているのか」についても見てみましょう。単身世帯、二人以上世帯ともにトップは「預貯金」でした。単身世帯のランキングは以下のようになりました。

30代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

1位    預貯金(定期性預貯金含む)    443万円(うち定期性預貯金222万円)
2位    株式    255万円
3位    投資信託    112万円
4位    その他金融商品    29万円
5位    生命保険    24万円

単身世帯の金融資産の平均は912万円と前述しましたが、そのうち半分は「預貯金」です。20代と比較すると約4倍、定期性預貯金に限っては約10倍にも増えています。2位は「株式」で255万円、3位が「投資信託」112万円でした。20代単身では株式と投資信託が37万円で同率2位でしたが、30代では株式の保有金額が7倍近く増加しています。

30代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※世帯主30代かつ金融資産保有世帯、実数464)

1位    預貯金(定期性預貯金含む)    408万円(うち定期性預貯金127万円)
2位    株式    180万円
3位    投資信託    85万円
4位    生命保険    84万円
5位    個人年金保険    35万円

30代が世帯主の二人以上世帯の金融資産の平均は856万円と前述しましたが、そのうち1位は「預貯金」で408万円(うち定期性預貯金127万円)を占めています。以下、2位は「株式」180万円、3位「投資信託」85万円。この順位は30代単身者と同じです。

なお、20代が世帯主の二人以上世帯では2位が「生命保険」、3位が「損害保険」でしたが、30代では株式や投資信託などの運用商品の保有額がぐっと増え、保険商品を上回る結果となりました。

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