設定間もないが、今後の成長に期待
一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・設定から日が浅く、まだ運用実績を確認できない。実際の運用がどのような業種構成になるかは、今後の月次レポートなどの開示を待つ必要がある。
・銘柄選定の中核をなす「テーマ純度」スコアは、政府文書や有価証券報告書などの情報をもとにAIで算定されるとされるが、具体的な算定基準やウエート付けのロジックは開示されていない。
・国内株式中心の設計のため為替リスクの影響は限定的だが、マザーファンドの純資産総額の10%以下で外貨建て資産への投資が行われることがある。
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・日本政府の成長戦略に連動した投資機会に、いち早くアクセスしたい人
・日本株の今後の成長に期待する人
・政策の重心が変化するのに合わせて銘柄・業種構成を機動的に入れ替えていく運用スタイルを選好する人
・テーマ性を持つ国内株式アクティブファンドの中で、比較的抑えられたコスト水準を重視する人
<向いていない人>
・購入前に長期のトラックレコードを確認したうえで投資判断をしたい人
・特定の業種・銘柄構成に長期にわたって投資し続けるタイプの運用を好む人
・日本株のみに投資するリスクを避けたい人
今回は「成長戦略ジャパン」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は8月30日時点(出所:アモーヴァ・アセットマネジメント公式サイト・プレスリリース、投資信託説明書(請求目論見書)、日本政府の「17の戦略分野」は内閣官房HPより抜粋)
